しゃぼん玉
作詞:野口雨情
作曲:中山晋平
  英訳:山岸勝榮
(C)

The Soap Bubble
Japanese Lyrics: NOGUCHI Ujo
Music: NAKAYAMA Shinpei
Translation: YAMAGISHI Katsuei (C)

無断引用禁止
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(宗次郎による美しいオカリナ演奏→こちら

  しゃぼん玉 とんだ
屋根まで とんだ
屋根まで とんで
こわれて 消えた


    My soap bubble flew upward
As high as the roof of my house
As high as the roof of my house
And it suddenly went pop


 しゃぼん玉 消えた

とばずに 消えた
うまれて すぐに
こわれて 消えた


  My soap bubble popped too soon   
It popped barely before it flew   
Just after it was born   
It popped and disappeared
   

  風 風 吹くな
  しゃぼん玉 とばそ


   
Wind, wind, don't blow for a while
  I'll blow and make soap bubbles


(無断引用禁止)


歌手の高石ともやが「僕の代表曲の1つ」という『しゃぼん玉』と出合ったのは、1966年の暮のことだ。この年の秋にデビューした高石は、大学に籍をおきながら大阪・釜ヶ崎に住み、作業員に歌とギターで学ぶというユニークな経緯で話題を呼び、たちまち関西フォークの中心人物になった。大阪で開かれた文化祭で、顔見知りの演出家が声を掛けてきた。
 「『しゃぼん玉』っていう歌は、間引きで死んでいった子供を歌っているそうだ。調べて歌ったら、面白いんじゃない?」 話を聞き、すぐにレコード店に飛び込んだ。雨情も晋平も、歌詞するもよく知らなかったが、高石にはこの時、「これはおれの歌だ」という確信にも近い思いがあった。   
 『しゃぼん玉』の歌詞が、どんな状況下で書かれたかは、よくわかっていない。雨情は1920年、童謡普及のため演奏旅行に出かけた徳島で2歳の娘の病死を知る。この時の悲しみが込められているという説があるが、雨情の子息、存弥(のぶや)は「姉が亡くなったのは詩ができた2年後」と否定する。しかし、他の親族はこの存弥説にも首をひねっている。

 『しゃぼん玉』を間引きの歌と解釈した高石は、歌いこむほどに父親とのきずなを意識するようになった。高石の父、友次郎は、かつては間引きも行なわれていたという岩手県の山村の生まれ。生家の没落で北海道に移り、41年、極貧の中で二男のともやが誕生した。直後に千島に出征した友次郎は、戦後復員するや、だれよりも先にともやを抱き締め、号泣した。それから毎日、友次郎はともやを連れて行商し「我が家の宝」と自慢したという。「父はおそらく、僕の間引きを考えたことがあるんでしょう。だから後にあれだけ僕をかわいがった。『しゃぼん玉』を歌うと、父の思い出が浮かんできて、たまらなくなるんです。『しゃぼん玉』はいつしか高石のコンサートには欠かせない歌になった。―読売新聞文化部編『唱歌・童謡物語』(岩波書店)110-111頁



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この曲は著作権消滅曲です。
しゃぼん玉模様の壁紙は「素材屋じゅん」様から拝借しました。
しゃぼん玉のMIDIは「カラオケmidiデータ」様から拝借しました。