英語雑誌・新聞記事(連載のみ)


「えい・べい語ノート」

◆ジャパン・タイムズ社刊 「Student Times」紙掲載、1980年(昭和55年)4月から1981年 (昭和56年)3月までの1年間毎週1回、計52回。
★イギリス英語とアメリカ英語の語彙における意味的・語法的相違を具体例によって論じたもので、後日、『英語と米語はここが違う』と題した単行本に発展しました。単行本化にあたって、What's the Difference?―A British /American Dictionary (1973)の著者Norman Moss 氏が「前書き」を寄せて下さっています。 「仕事一覧 6.」をご覧下さい。
「イギリスの言葉と文化」

◆研究社出版刊 「現代英語教育」誌掲載、1981年(昭和56年)8月号から1984年(昭和59年)3月号までの2年8ヶ月、毎月1回。
★イギリス留学中に始まって帰国後も続いた長期連載です。イギリスの言葉と社会と文化の諸相を論じ、報告したもので、後日、『イギリスの言葉と社会』 と題した単行本に発展しました。単行本は日本図書館協会選定図書に選ばれ、当時のイギリス英語の生態を最もよく紹介した著書としてご高評をいただきました。「仕事一覧 10.」をご覧下さい。
「イギリス英語の生態」

◆研究社出版刊 「現代英語教育」誌掲載、1985年(昭和60年)1月号から同年6月号までの半年間続いたもの。
★「イギリス人の意識と言葉」、「イギリス英語の文化性」、「イギリスの教育関係用語」、「イギリス英語の文化史」、「イギリスの食文化と英語表現」、「英和辞典の定義と実際」と題して、イギリスの言語文化を中心に論じました。この頃から、「言語と文化の不可分性」(inseparability of language and culture) ということを強く意識するようになりました。
「和英辞典を考える」

◆研究社出版刊 「現代英語教育」誌掲載、1986年(昭和61年)12月号から翌年3月 号までの4ヶ月間、毎月1回。
★私の和英辞典編纂論の公表時代に入ります。特に、第1回目の「神はGodか」は、その後の和英辞典の記述にかなりの影響を与えたのではないかと思っています。それまで、各和英辞典は、「神=God」を代表的訳語としていました。
「ビジネスピープルの英会話―A Question of Service」

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1987年(昭和62年)4月号から翌年3月号までの1年間、毎月1回。
★ロンドンに本部を置く著名な英語学校 Canning School が、日本人ビジネスピープルを対象として製作した英会話教材に、私が解説と注釈を施したものです。
「ビジネスピープルの英会話―Arthur Goes West」

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1988年(昭和63年)4月号から翌年3月号までの1年間、毎月。
★ロンドンに本部を置く著名な英語学校 Canning School が、日本人ビジネスピープルを対象として製作した英会話教材に、私が解説と注釈を施したものです。
「和英辞典を考える PartU

◆研究社出版刊 「現代英語教育」誌掲載、1988年(昭和63年)8月号から翌年3月号までの8ヶ月間、毎月1回。
★私の和英辞典編纂論第2弾です。「問題のある訳語・用例」、「訳語・用例とスピーチレベル」、「ネイティブ・チェックのこと」、「職名と性差別」、「用例と性差別」、「日本的語彙の定義・解説・用例」、「もっと発信型の用例を豊富に」等のタイトルで和英辞典編纂論を展開しました。
「ビジネスピープルの英会話―Holding the Fort」

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1989年(平成1年)4月号から翌年3月号までの1年間、毎月。
★ロンドンに本部を置く著名な英語学校 Canning School が、日本人ビジネスピープルを対象として製作した英会話教材に、私が解説と注釈を施したものです。
「ビジネスピープルの英会話―Stepping Out」

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1990年(平成2年)4月号から翌年3月号までの1年間、毎月1回。
★ロンドンに本部を置く著名な英語学校 Canning School が、日本人ビジネスピープルを対象として製作した英会話教材に、私が解説と注釈を施したものです。  
10 「和英辞典を考える PartV」

◆研究社出版刊 「現代英語教育」誌掲載、1990年(平成2年)4月号から同年9月号までの6ヶ月間、毎月1回。
★私の和英辞典編纂論第3弾です。「訂正・検討を要する訳語」、「地域表示について」、「気になる例文のこと」、「文化と言語表現の問題」等をテーマに論考しました。
11 「英和辞典を考える」 

◆研究社出版刊 「現代英語教育」誌掲載、1990年(平成2年)11月号から翌年3月号までの5ヶ月間、毎月1回。 
★私の英和辞典編纂論第1弾です。「英和辞典と著作権[創作性]」、「辞書評価の在り 方」、「成句的表現と誤謬性」、「訳語の責任について」、「より良い英和辞典の姿を求めて」等をテーマに論考しました。「英和辞典と著作権」では、当時、学習研究社が自社刊 『アンカー英和辞典』(編集主幹・柴田徹士氏)の定義・用例等を大量に盗用したとして、旺文社および同社刊 『サンライズ英和辞典』(編集主幹・小川芳男氏)を相手に訴訟を起こしたことに言及しつつ、英和辞典における著作権[創作性]とは何かを論じました。本問題に関しては、雑誌 「正論」(1990年5月号)で詳述していますので、そちらをご覧下さい。    
12 「トラブル解決の英会話―Just Say Yes」

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1991年(平成3年)4月号から同年8月号までの5ヶ月。
★ロンドンに本部を置く著名な英語学校 Canning School が、日本人ビジネスピープルを対象として製作した英会話教材に、私が解説と注釈を施したものです。
13 「和英辞典を考える Part W」

◆研究社出版刊 「現代英語教育」誌掲載、1991年(平成3年)7月号から同年12月号までの半年間、毎月1回。
★私の和英辞典編纂論第4弾です。「和英辞典と私」、「“英語嫌い”たちと和英辞典」、「和英辞典と差別問題」、「少年よ、大志を抱け」、「もっと和英辞典を」等のテーマで論考しています。
14 「英語表現のロマンス」

◆大修館書店刊 「英語教育」誌掲載、1991年(平成3年)10月号から1997年平成9年)3月号までの5年6ヶ月、毎月1回、計66回。
★長期連載になってしまいましたが、その題名からも推測できる通り、さまざまな英語表現にまつわるロマンスを大量の資料を駆使しつつ紹介したもので、後日、同名の単行本として、洋販出版から出版することができました。「仕事一覧」にも書きましたが、愛知県立図書館(視覚障害者資料室作成)では、本書をテープ12巻に吹き込んで、視覚障害をお持ちの方たちのお役に立てて下さっています。うれしい限りです。「仕事一覧 30.」をご覧下さい。
15 「トラブル解決の英会話―Up and Running 」

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1991年(平成3年)9月号から翌年1月号 までの5ヶ月。
★ロンドンに本部を置く著名な英語学校 Canning School が、日本人ビジネスピープルを対象として製作した英会話教材に、私が解説と注釈を施したものです。
16 「ビジネス会話のキーポイント―The Launch」

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1992年(平成4年)4月号から同年9月号までの半年間。
★ロンドンに本部を置く著名な英語学校 Canning School が、日本人ビジネスピープルを対象として製作した英会話教材に、私が解説と注釈を施したものです。
17 「英和辞典を考える PartU」 

◆研究社出版刊 「現代英語教育」誌掲載、1992年(平成4年)4月号から同年9月号までの半年間、毎月1回。
★私の英和辞典編纂論第2弾です。「収録語数の問題」、「スピーチレベルの問題」、「スピーチレベルと訳語 訳文]の問題」、「語義と用例における日本語の問題 」、「問題のある語義・訳語」、「地域ラベルの問題」、「収録語について」、「検索困難語の処理について」、「婉曲語句の訳語の問題」等をテーマに論考しました。
18 「ビジネス会話のキーポイント―The Takeover」

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1992年(平成4年)10月号から翌年3月号までの半年間。
★ロンドンに本部を置く著名な英語学校 Canning School が、日本人ビジネスピープルを対象として製作した英会話教材に、私が解説と注釈を施したものです。
19 「日本人英語の盲点」

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1992年(平成4年)10月号から翌年9月号までの1年間、毎月1回。
★私を含め、一般の日本人学習者が見落としがちだと思われる点や気付きにくいと思われる点を論じたもの。外国語は何年勉強しても次々と難しいことが出現するというのが、偽らざる私の気持ちです。
20 「ビジネスマンのプライベート会話術」

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1994年(平成6年)4月号から翌年3月号までの1年間、毎月1回。   
★ロンドンに本部を置く著名な英語学校 Canning School が、日本人ビジネスピープルを対象として製作した英会話教材に、私が解説と注釈を施したものです。
21 「言えそうで言えない英語表現」

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1995年(平成7年)4月号から1999年3月号までの4年間、毎月1回。 
★英語になりにくい日本語表現を選び、その訳出法を発想の違いに焦点を当てながら、具体例と共に論じたもので、後日、同名の増補単行本として研究社出版より刊行していただきました(「仕事一覧 34.」をご覧下さい)。こちらは書き下ろしですが、類書に『英語になりにくい日本語をこう訳す』(研究社出版)があります。本書と共に、熱と力を込めて書きました。
22 「日本人のための英語辞書」

◆研究社出版刊 「現代英語教育」誌掲載、1996年(平成8年)4月号から1998年3月号までの2年間、毎月1回。
★「学習者の辞書使用状況」、「使用状況調査を通じて分かること」、「言葉の本質を追求しない英語教育」、「良い学習英和辞典とは」、「授業と辞書使用」、「辞書と大学入試問題」、「辞書指導の重要性」等をテーマに私の考える英語辞書論を展開しました。この論考を通して、我が国の英語教育における辞書指導の不十分さを再確認しました。
23 Speaking for Myself」 

◆研究社出版刊 「時事英語研究」誌掲載、1998年(平成10年)4月号から同年9月号までの半年間。     
★主に英語圏出身の同僚諸氏から、「日本の学生はなぜ…?」と質問されたことに刺激されて書いた英文エッセイで、本サイトの「エッセイ集」(Speaking for Myself)に含めてあります。Japanese Students' Attitudes in Class (1), Japanese Students' Attitude in Class (2), Thinking in Their Own Way (1), Thinking in Their Own Way (2), What is “sincerity ”?, Teaching Natural English の6点が上記雑誌に掲載されたものです。
24 「英語が分かるということ」

◆ジャパンタイムズ社発行 「週刊ST」紙に、1999年4月から翌年3月までの1年間、毎週1回、計52回。
★英和、和英辞典を編纂した経験から、英語が分かるということはどういうことかを、分かり記述したもので、多くの読者の皆さんからご高評をいただきました。小冊子 「英語の辞書作りと私」(学習研究社;非売品)は、同連載のエキスをまとめたものです。)  
25 「辞書ではわからない言葉の背景」

◆朝日新聞社発行 「朝日ウイークリー」紙に、2005年4月から翌年3月までの1年間、毎月2回、計24回。
★辞書では普通はわからない、あるいはわかりにくい英語のconnotative meaning(暗示的意味または文化的意味)を、英語文化にもっとも大きな影響を与えているキリスト教との関連を考慮に入れながら、毎回1語採り上げて解説したものです。