山岸ゼミ専用掲示板」より【掲載にあたっては学生諸君の了解を得た】

                      

2 (続) 気になる日本語 「…のほう」


投稿時間:02/01/15(Tue) 04:19
投稿者名:大池 智子
タイトル:
山岸先生へ


山岸先生、こんばんは。
 以前、大橋さんがご投稿なさった「お塩は適量でいいんですか?」の文章は、大変興味深く読ませていただきました。それと同時に、山岸先生もおっしゃっていましたが、最近どうも他人の日本語が気になって仕方がありません。
 もう昨年の話になりますが、とあるコンビニでレジにいた若い男性が、「お会計のほう、105円のほうになります」と言いました。そんなに「ホウ、ホウ」と言っていて、本人も一緒に働く人達も誰もおかしいと思わないのかなと、とても不思議でした。そして今でも忘れられません。
 BS朝日の件(「折々の記」2002/2/5 参照)につきましては、やはり非常識とでも言うべきことだと思いますので、世間に知らせようという先生のお考えに私も賛成です。そうして世に疑問をなげかけてみたいです。
「放送作家」の試験に合格されたという先輩のお話をお聞きして、大変な励みとなりました。私はまだまだ練習が必要ですが、諦めずに精進していきたいと思いました。 大池智子(現・3年次生 )



投稿時間:02/01/15(Tue) 13:22
投稿者名:山岸勝榮
タイトル:
大池さんへ


「お会計のほう、105円のほうになります」 こういうおかしな日本語が本当に多くなりましたね。「ご注文のほう、お決まりになりましたか」「お皿のほう、お下げしてよろしいですか」「お水のほう、お飲みになりますか」等々、挙げたらきりがありません。全部不要な「ほう」ですね。気がついた者から自覚的に正していって欲しいのですが、時すでに遅しかも知れませんね。しかし、こういう言語習慣は、私たちの自己と自我の確立に悪影響を及ぼしかねないものだと思います。山岸ゼミの多くの諸君は今、本当に良い勉強をしていると思います。山岸



投稿時間:02/01/16(Wed) 00:27
投稿者名:峰松 志恵
タイトル:
「〜ほう」は私もとても気になります!

みなさん、こんばんは。現ゼミ生の峰松です。
大池さん、先生宛てのご投稿を勝手に拝読してしまい、申し訳ありません。私も最近この「〜のほう」という表現をよく耳にしており、大変気になっていたので、我慢しきれず投稿してしまいました。
 私は冬休みの間レンタルショップでアルバイトをしていたのですが、一緒に働いていた店員の接客用語がとても気になりました。「レンタル期間の“ほう”はいかがなさいますか。」、「お会計の“ほう”、〜円になります。」、「返却日の“ほう”が…」、「確認の“ほう”、させていただきます。」、「会員証の“ほう”、期限が切れておりますので…」etc。いつ聞いても「ホウ、ホウ、ホウ。」季節外れのサンタクロースにでもなってしまったのだろうかと思うほどの使用頻度でした。アルバイトの学生だけでなく、20代後半の社員がこの表現を使っていたのも気になりました。私はなるべくこの「〜のほう」を使わないよう心がけましたが、そのレンタルショップの店員の間では「〜のほう」という表現が大ブームなので、私の言葉使いは大変影が薄かったように思います。
 「〜からお預かりします」という表現も大ブームでした。ひたすら私が横のレジで「〜円からいただきます / 頂戴します」と言ってみたところで、焼け石に水という感じでした。「〜からお預かりします」という表現は、このレンタルショップでは今後もしぶとく生き残っていく表現になりそうです。 峰松 志恵(現・4年次生)



投稿時間:02/01/16(Wed) 14:21
投稿者名:長谷部淳子
タイトル:
Re: 「〜ほう」は私もとても気になります!

こんにちは。長谷部です。
「〜ほう・・・・」「〜から・・・」は本当に気になります。今、言葉がどんどん変化していて、いったい私たちがおばあちゃんになるときは何語が話されているのだろう、と心配になりますね。最近はそのような言葉を聞いても、「あぁまたか」と慣れてきてしまいましたが、この間は、「ちょうどからいただきます」という店員がいて、それには私もびっくりしました。峰松さん、焼け石に水でもお互い頑張っていい続けましょう!!
長谷部淳子(現・4年次生)



投稿時間:02/01/18(Fri) 02:53
投稿者名:大池 智子
タイトル:
山岸先生へ

山岸先生、こんばんは。
反応が遅くなってしまい、申し訳ありません。早速ご返信くださり、どうもありがとうございました。
このような不思議な日本語は、一刻も早く本人が気付き、直していってもらいたいものですね。おかしな日本語を使っていることに気付きさえしないというのは、その言葉が完全にその人の中でパターン化してしまっていて、ほとんど無意識に使っている証拠だと思います。
しかし接客業に就いていながら、大切なお客様と交わす言葉が「パターン化」しているとは、どういうことでしょうか。それを「コミュニケーション」と言うことができるのでしょうか。お客様は、ロボットから物を買っているのではありません。
私は接客のプロでも何でもありませんし、自分自身もまだ勉強中の身ですので偉そうなことは言えませんが、ただあの日本語は不思議でならないのです。大池智子(現・3年次生)



投稿時間:02/01/18(Fri) 00:11
投稿者名:久本真琴
タイトル:こんばんは。

こんばんは。現4年の久本です。
私もおかしな日本語を聞くと反応してしまいます。以前は気にならなかった言葉が、山岸先生のお話を聞くうちに、色々なところで、おかしな日本語が使われていることが分かります。私もアルバイト先でレジを打つときは、「〜円から頂きます。」と言うようにしています。同じアルバイト先の人は「〜円からお預かりします。」と言っているのを耳にすると、直してあげるのですが、気がつくとまた元に戻っているのです。めげずに頑張ろうと思います。久本真琴 (現・4年次生)



投稿時間:02/01/18(Fri) 01:16
投稿者名:鈴木美智子
タイトル:
こんばんは。

こんばんは! 現4年の鈴木です。
わたしも「〜のほう」・「〜からお預かりします」という言葉づかいに敏感に反応してしまうのです*ピクッと耳が動いちゃうのはわたしだけですか?
というのは、その言葉は前にわたしも使っていたんです*そのときは間違った日本語だとは全然思わなくて・・・。
アルバイトの先輩や専門学校の先生に注意されて以来、意識するようになりました。あのとき注意してもらえて本当に良かったです!無知って本当に怖いですね*** 自信を持って話せるように、正しい日本語をもっと学んでいきたいと思います!
鈴木美智子現・4年次生)