どんぐりころころ (Donguri Koro Koro) 作詞:青木存義 作曲:梁田貞 英訳: 山岸勝榮© An Acorn Rolled Down Lyrics: AOKI, Nagayoshi Music: YANADA, Tadashi English Translation: YAMAGISHI, Katsuei © |
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無断引用・使用厳禁 Copyrighted© |
この歌に著作権はありません。 |
イラストはこちらからお借りしました。 |
以下の文章は私のゼミの特修生で大学院博士前期課程1年生の大塚孝一君の手になるものです。 興味深い比較ですので、同君の了解を得て、転載します。 |
山岸教授の「どんぐりころころ」の御訳に見られる「リズム」を感じるところを以下に記します。 @plopとsplashの破裂音pが産み出す軽快さ A1番1行目のsplashと同番2行目のgoshにおける脚韻 B2番2行目のFor a while in the pond the two had funとリズムが完全に一致している点。これは例えば「桃太郎」の「ひとつわたしにくださいな」の英訳Will give you me one of them?に見られるリズム感と同じです。 C2番4行目のloach muchにあるchの音の連続から感じられるリズム感。 私が気がついた点は4点ありました。わたしの訳にはいずれも無いリズム感であり、わたしの詩は歌としての特徴が無く、まったく面白みがありません。 その他にも、単にrollだけではなく、downを加えること、saying helloに違和感を抱きながらもgreetという別の選択肢が思い浮かばなかったこと、原詞の「困る」は、どじょうが“弱っている”ことであり、botherでは意味が強すぎたことなど、山岸教授の御訳から学んだことは多くございます。 このように山岸教授の御訳とわたくしのものを比較しますと、いかに母語である日本語も、英語も判っていないということを直視することになります。しかし、それが現実ですから、決して諦めずに、あと1年勉強してまいります。 平成25[2013]年 12月30日 大塚 孝一 |