英語の語彙にみる宗教性―日本の英語教育が見落としてきたこと
                     〈講演配布資料〉

                                                                 平成15年[2003年」8月18日
                                                                   於・福岡市中央区 都久志会館


「イギリスの有名な2大学の蔵書をもらって聖書を捨てるよりは、聖書1冊のほうがよりよい武器になる。」John Bunyan (1628-88)
「本を持って来なさい。」「どの本ですか。」「聞かなくては分からないのか。本と言えば一冊しかない。」 Walter Scott卿(1771-1832)
「理性が納得できる聖書のすべてを受け入れよ。そして残りは信仰にあずけよ。」 Abraham Lincoln (1809-65

日常語彙に見る宗教性

 (1) authority (権威)という語の宗教性

 (2) charity(慈善)という語の宗教性

 (3) enemy(敵)という語の宗教性

 (4) evil(悪)という語の宗教性

 (5) forgiveness(許し、容赦)という語の宗教性

   次の日本文の「許す」のうち、forgiveが使えるものはどれでしょうか。
     「私の息子を殺した男を許すことができない。」
     「私とのデートをすっぽかす(stand me up)なんて、彼、許せない。」
     「私を裏切って浮気する(cheat me on)なんて、彼、許せない。」
     「教室で眠るのは許せない。」
     「君がしたことは許しがたい。」

 (6) friend(友)という語の宗教性

 (7) humility(謙虚)という語の宗教性

 (8) modesty(控え目、謙遜)という語の宗教性
    
    “Do you play the piano?”
      《日》“A little.”/“Yes, but I’m a terrible player.”
      《英》“Yes, I do.”

  “Congratulations upon being elected president of the company.” 
      《日》“No, no. I’m not of presidential caliber.” /“This position is too much for me. 
      《英》“Well, I hope I can do a good job.”/“ Thank you. I’ll do my best.”

  “That’s a pretty blue tie you’re wearing.”
      《日》“No, no. This is a very cheap tie.”
       《英》“I’m glad you like it.” /“Thank you. My wife gave it to me for my birthday.”

 (9) name (名、名前)という語の宗教性

(10) neighbor(隣人)という語の宗教性

(11) past (過去)という語の宗教性

(12) repayment(報酬)という語の宗教性

(13) right(右;正しさ、正義)という語の宗教性

(14) secular(世俗的な)という語の宗教性

(15) sin(罪)という語の宗教性

(16) talent(才能、天分)という語の宗教性

(17) test(試練)という語の宗教性

(18) volunteer(ボランティア)という語の宗教性

まとめ―日本の英語教育が見落としてきたこと。