8.学生による授業評価
   
(明海大学外国語学部英米語学科生の場合)                                                    



私の専任校である明海大学(浦安キャンパス)では、1年に一度、学生による授業評価が行われている。2004年[平成16年]度は12月6日(月)から12月11日(土)の間に実施された[本年度は後期に実施]。先日、その結果が返ってきた。それらについて、以下に簡略に紹介する。【慶應義塾大学法学部2年生2クラスによる2004[平成16年]年度の授業評価に関しては、こちら()を参照。】 反省のよい材料になる。

Communication SkillsU-b

(翻訳基礎理論とその実践を中心とした授業) 

(対象学生数:31人 回答学生数:24人 回答率:77.4%)

T授業について
 これについては次の8項目が問われた。各項目には 「5 強くそう思う」 「4 そう思う」 「3 どちらともいえない」 「2 そうは思わない」 「1 全くそうは思わない」 「0 わからない」の6通りの答えが用意されているが、ここでは各項目の平均値(5が最高点)のみ示す。

平均値
 1 授業内容がシラバス(講義概要)に沿っていた。 4.59
 2 成績の評価方法が説明されていた。 4.61
 3 教材・資料(プリント・スライド等)の利用が効果的だった。 4.70
 4 教員の言葉や板書はわかりやすかった。 4.65
 5 この授業では教員の意欲・熱意が感じられた。 4.87
 6 教員は学生の質問や相談に応じてくれた。 4.78
 7 授業の開始時間、終了時間は守られていた。 4.74
 8 教室内が授業にふさわしい雰囲気に保たれていた。 4.78
 T(授業について)の平均値 4.72

U授業の満足度

平均値
 9 この授業の内容は興味深かった。 4.87
10 この授業はわかりやすかった。 4.61
11 私はこの授業に満足している。 4.70
U(授業の満足度)の平均値 4.72

REVIEW: 2年生以上のクラスで、中国、韓国からの留学生が6、7名含まれる。私の悪い癖で、“脱線”をしてシラバス(講義概要)に沿わないことが、受講生による評価の4.59という数字に表れているが、T(授業について)の平均値、U授業の満足度の数値から客観的に判断するかぎり、大学の授業としては“成功”の部類だと結論してよいであろう。


対照言語研究 b 昼間開講

(日英対照言語学)

(対象学生数:82人 回答学生数:59人  回答率:72.0%)

T 授業について
 これについては次の8項目が問われた。各項目には 「5 強くそう思う」 「4 そう思う」 「3 どちらともいえない」 「2 そうは思わない」 「1 全くそうは思わない」 「0 わからない」の6通りの答えが用意されているが、ここでは各項目の平均値(5が最高点)のみ示す。

平均値
 1 授業内容がシラバス(講義概要)に沿っていた。 4.59
 2 成績の評価方法が説明されていた。 4.04
 3 教材・資料(プリント・スライド等)の利用が効果的だった。 4.44
 4 教員の言葉や板書はわかりやすかった。 4.54
 5 この授業では教員の意欲・熱意が感じられた。 4.85
 6 教員は学生の質問や相談に応じてくれた。 4.64
 7 授業の開始時間、終了時間は守られていた。 4.85
 8 教室内が授業にふさわしい雰囲気に保たれていた。 4.42
 T(授業について)の平均値 4.55

U 授業の満足度

平均値
 9 この授業の内容は興味深かった 4.80
10 この授業はわかりやすかった。 4.51
11 私はこの授業に満足している。 4.54
U(授業の満足度)の平均値 4.62

REVIEW:  前期には、ときどき私語・居眠りなどを含め、受講生に注意を与えなくてはならないこともあったが、後期(それも終盤)に入ると、授業がより進めやすいクラスになった。「 2 成績の評価方法が説明されていた。」の平均値が4.04と、他の平均値に比較すると低いが、これについては、毎年のことであるが、私なりに“弁明”したいことがある。成績評価の方法については、年度初めに各学生に配布される「講義概要」に明記されており、第1回の授業でも改めて説明するのであるが、かなりの数の学生はそれを読んだり、私の説明を聞いたりしておらず、その後の説明がないと言ってはこのような“評価”に自らの“不満”をもらす。いずれにせよ、T(授業について)の平均値、U授業の満足度の数値から客観的に判断するかぎり、大学の授業としては“成功”の部類だと結論してよいであろう。


対照言語研究 b 夜間開講

 (日英対照言語学)
 これについては次の8項目が問われた。各項目には 「5 強くそう思う」 「4 そう思う」 「3 どちらともいえない」 「2 そうは思わない」 「1 全くそうは思わない」 「0 わからない」の6通りの答えが用意されているが、ここでは各項目の平均値(5が最高点)のみ示す。

(対象学生数:32人 回答学生数:23人  回答率:71.9%)

T 授業について

平均値
 1 授業内容がシラバス(講義概要)に沿っていた。 4.59
 2 成績の評価方法が説明されていた。 4.35
 3 教材・資料(プリント・スライド等)の利用が効果的だった。 4.61
 4 教員の言葉や板書はわかりやすかった。 4.74
 5 この授業では教員の意欲・熱意が感じられた。 4.96
 6 教員は学生の質問や相談に応じてくれた。 4.83
 7 授業の開始時間、終了時間は守られていた。 4.70
 8 教室内が授業にふさわしい雰囲気に保たれていた。 4.78
 T(授業について)の平均値 4.69

U 授業の満足度

平均値
 9 この授業の内容は興味深かった 4.74
10 この授業はわかりやすかった。 4.70
11 私はこの授業に満足している。 4.68
U(授業の満足度)の平均値 4.71

REVIEW:  定職やアルバイトに就いている学生も少なくない夜間部の授業であるために、遅刻者も目立つが、みな熱心に受講してくれたクラスであった。「 2 成績の評価方法が説明されていた。」の平均値が4.35と、他の平均値に比較するとやや低いが、これについては上記、昼間部の「対照言語研究」の場合同様、受講生諸君にも考えてもらいたい点がある。いずれにせよ、T(授業について)の平均値、U授業の満足度の数値から客観的に判断するかぎり、大学の授業としては“成功”の部類だと結論してよいであろう。


英語学特講V-b

(前期・英和辞典活用法、後期・和英辞典活用法)

(対象学生数:40人 回答学生数:17人  回答率:42.5%)

T 授業について
 これについては次の8項目が問われた。各項目には 「5 強くそう思う」 「4 そう思う」 「3 どちらともいえない」 「2 そうは思わない」 「1 全くそうは思わない」 「0 わからない」の6通りの答えが用意されているが、ここでは各項目の平均値(5が最高点)のみ示す。

平均値
 1 授業内容がシラバス(講義概要)に沿っていた。 4.76
 2 成績の評価方法が説明されていた。 4.71
 3 教材・資料(プリント・スライド等)の利用が効果的だった。 4.47
 4 教員の言葉や板書はわかりやすかった。 4.76
 5 この授業では教員の意欲・熱意が感じられた。 4.94
 6 教員は学生の質問や相談に応じてくれた。 4.88
 7 授業の開始時間、終了時間は守られていた。 4.94
 8 教室内が授業にふさわしい雰囲気に保たれていた。 4.94
 T(授業について)の平均値 4.80

U 授業の満足度

平均値
 9 この授業の内容は興味深かった 4.88
10 この授業はわかりやすかった。 4.82
11 私はこの授業に満足している。 4.76
U(授業の満足度)の平均値 4.82

REVIEW:  前期は、私の編纂になる『スーパー・アンカー英和辞典』を、また後期は、同じく私の編纂になる『スーパー・アンカー和英辞典』を使用して、英和、和英辞典の構成、その活用法などを説明すると共に、各受講生に数回のプレゼンテーションを行ってもらった。授業内容の特殊性からか、常時出席したのは、登録者数の半数以下であったが、出席した学生諸君はほとんど全ての点で、この授業に満足してくれた。そのことは上記の数字が証明している。いずれにせよ、T(授業について)の平均値、U授業の満足度の数値から客観的に判断するかぎり、大学の授業としては“成功”の部類だと結論してよいであろう。




上記の授業評価の内、「5 この授業では教員の意欲・熱意が感じられた。」「11 私はこの授業に満足している。」の2点を特に取り上げて、その平均を示せば、次の通りである。

平均値
 5 この授業では教員の意欲・熱意が感じられた。 4.90
11 私はこの授業に満足している。 4.67

 これが、明海大学外国語学部英米語学科学生123名が、私の授業に下した授業評価(の平均)である。授業に対する私の“意欲”と“熱意”は、学生諸君にほぼ十分に伝わったと思う。諸君の“満足度”に関しては、4.67であるから、改善・工夫の余地がある。その点、今後とも努力していくつもりである。


ちなみに、明海大学浦安キャンパスにおける全体の数値は次の通りであった(外国語学部、経済学部、不動産学部)。
延対象学生数:58396人 延回答学生数:32807人(回答率56.2%) 実質回答学生数:5141人

T 授業について

平均値
 1 授業内容がシラバス(講義概要)に沿っていた。 4.16
 2 成績の評価方法が説明されていた。 4.10
 3 教材・資料(プリント・スライド等)の利用が効果的だった。 4.04
 4 教員の言葉や板書はわかりやすかった。 3.85
 5 この授業では教員の意欲・熱意が感じられた。 4.17
 6 教員は学生の質問や相談に応じてくれた。 4.09
 7 授業の開始時間、終了時間は守られていた。 4.27
 8 教室内が授業にふさわしい雰囲気に保たれていた。 4.00
 T(授業について)の平均値 4.09

U 授業の満足度

平均値
 9 この授業の内容は興味深かった 3.96
10 この授業はわかりやすかった。 3.82
11 私はこの授業に満足している。 3.89
U(授業の満足度)の平均値 3.89

このうち、私が所属する英米語学科の場合、T授業について、U授業の満足度、それぞれの評価の平均値は4.224.03であった。