「プリル、かわいいでしょう?」
「ワタシの誕生日は昭和天皇さまと同じですよ。今は《みどりの日》だから緑のネクタイしてるの。」
「このクッションはハッピーちゃんが使ってたのよ。」
「プリルって、キュートでしょう?」
「ハッピーちゃん、プリルですよ、遊びましょ!」 「いいけど、ボクの尻の毛、むしらないでよ。」
プリルが来るまで、あれほどいたずら好きだったハッピーが、
今ではとても大人になりました。初代と同じく穏やかで、プリルに優しく接します。気品さえ感じます。
プリルが自分の頬や尻に噛み付いて毛を引き抜いても黙ったままでいます。
ハッピーに淋しい思いをさせないように、家族の誰もが「二人」に公平に接するようにしています。
「痛いなあ、プリルちゃんは。先が思いやられるよ。まだ生まれて1ヵ月半でしょ。」
「ハッピーちゃんと遊んで疲れたから、ちょっと眠るね。」 プリルはこの箱が大好きです。
「プリル、起きなさい。」 「眠いなあ。もっと寝たいのに。」
「ほんと言うとね、プリル、このフェンスの中、好きじゃないの。」
「だから、ここから出してぇ!」
「やっとドアを開けてくれたのね、ありがとう。」
生まれて初めて土と植物の香りを嗅ぎました。おそるおそるです。
好奇心旺盛です。
「だんご虫」を見つけました。
また何かを見つけました。
じつはプリルはこのあと(トカゲではなく)ヤモリを1匹“捕獲”したのでした!